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老人ホームでの遺品整理

2018.10.04

今回は老人ホームなんですけれども、依頼人はどうしても来れないということで見積もりを。基本、立会必須なんじゃないですか?って女性が食って掛かるんですけれど、老人ホームの職員の人が代理で立ち会うという形になります。女性が、「依頼人はきっと遠方の方なんですか?」って聞いたところ、「いや隣の市に住んでるみたいですよ」「じゃあ私の時みたいに会ったこともないかなり遠い親戚の方が亡くなられて、他に身寄りもなくて、仕方なくみたいな感じなんですかね?」「いやそれも違うんです。依頼人は50代の息子。亡くなったのは80代の母親なんですよ。依頼人は立ち会いも遺品の受け取りも一切拒否していて、代金だけは間違いなく払うから、ということで依頼してきたんです」。

 

老人ホームの職員曰く、「私たちも息子さんにお会いしたことないんですよ。ご遺体の搬送も全て業者だけでやってましたし、ご危篤の連絡を差し上げた時もお見えにはならなかったんですよね。この施設に入所してから一度も」。「皆さん色んなこと言う方がおられますので、親子なのに信じられないというよな、どんな事情があったんだろうかと思います」。まず、貴重品の確認から行います。今回は金庫の中に入っていると思います。このロックナンバーは本人から聞いているということですね。その金庫を開けてみると、通帳と現金それから子供の工作みたいなものが入ってましたね。夏休みの宿題や通知表なんかもあるみたいですね。運動会の写真なんかもお母さんにとっては宝物だったんですね。

投稿者:ハートナイズHEARTNIZE 東京

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